COLUMN

派遣エンジニアのキャリアは不利? 9年働いて見えたこと

公開日 著者 ENFI編集部 監修 米田葵

この記事の結論

派遣エンジニアは、経験が浅くても現場に入れる働き方です。一方で、重要な仕事が回ってきにくいこともあります。力のつく仕事を任されているかを定期的に確かめましょう。

派遣エンジニアやSESとして働いていると、このままでキャリアは大丈夫なのか、と不安になることがあるかもしれません。ENFI代表の米田も、新卒で入った会社を2か月で辞めたあと、派遣エンジニアとしてキャリアを立て直したひとりです。

マイナスからのスタートでも、経験は積める

米田は当時を「マイナスキャリアからのスタート」と振り返っています。それでもコツコツ続けて、2社の現場で4年半ずつ、合わせて9年、開発の経験を積みました。

経験の浅い人でも現場に入れるのは、派遣やSESの良いところです。会社や先輩たちが積み上げてきた信頼があるから、新人でも仕事を任せてもらえる。現場ごとに違う文化や働き方を知れるのも、この働き方ならではです。

派遣のままだと、スキルアップしにくいこともある

一方で、派遣ならではの難しさもあります。

代表・米田の視点 4年半ずつ2社、合わせて9年の現場経験で、SES業界の良いところも悪いところも身をもって体感しました。難しかったのは、重要な仕事は社員に回って、スキルアップしにくい雑用や単純作業が回ってくることが多かったことです。

経験年数が増えても、任される仕事が変わらなければ、できることは増えていきません。何年働いたかより、何を任されてきたかが大事です。

ただ、それは働き方だけのせいではありません。Xで米田は、SESの営業がいるのは、エンジニアは技術者であってビジネスマンではないからだ、とも書いています。案件を選ぶのが営業任せになりやすいからこそ、自分がどんな仕事をしたいのかを伝えていくことが大切です。今の現場で新しい学びが少なくなってきたと感じたら、案件を変えたいと相談してみるのもひとつの手です。

Xでは、SESで新卒から何十年もエンジニアを続けている人を、本当にすごいと思うとも書いています。派遣やSESで長く活躍している人も、もちろんいます。

転職を考えるのは、どんなとき?

9年働いたあと、米田が転職を決めたのは、会社が利益を優先して、個人のスキルアップやキャリアのことを考えてくれないと感じたからです。

派遣やSESという働き方そのものが悪いわけではありません。ただ、自分の成長を考えてくれない環境に長くいると、転職や案件を選ぶときの選択肢は少しずつ減っていきます。Xで米田は「怖いのは何も変わらない5年間」とも書いています。

今の仕事がキャリアにつながっているかは、BE-DO-HAVEで確かめられます。今持っているもの(Have)を書き出して、5年後にどうなっていたいか(Be)と比べる。その差が今の現場で埋まりそうかどうかが、判断の目安です。

今日からできること

この1年で任された仕事を書き出して、「誰でもできる作業」と「自分の力がついた仕事」に分けてみてください。後者がほとんどないなら、案件や働き方を見直すサインです。

よくある質問

派遣エンジニアはキャリアに不利ですか?

一概に不利とはいえません。経験が浅くても現場に入れて、いろいろな会社の働き方を知れる良さがあります。ただ、力のつく仕事が回ってきているかは確かめておきたいところです。

派遣から転職を考えるのはどんなときですか?

会社が利益ばかりを優先して、自分のスキルアップやキャリアを考えてくれないと感じたときは、転職を考えてよいタイミングです。

派遣で働きながらスキルアップするには?

任されている仕事が単純作業に偏っていないかを見て、偏っているなら案件を変えることや、次にやりたい役割を伝えることを考えましょう。