COLUMN

エンジニアは資格と実務経験、どっちが評価される?

公開日 著者 ENFI編集部 監修 米田葵

この記事の結論

評価されやすいのは実務経験です。ただ、資格は誰が見ても確かめられる実績になり、基礎知識の裏付けにもなります。未経験なら、まず基礎を固めるために取りましょう。

Xで、「高度な資格を持つ実務未経験者」と「資格はないが実務経験3年の人」、転職市場で評価されるのはどちらか、という話題が盛り上がっていました。資格と実務経験、実際にはどちらが評価されるのでしょうか。

評価されやすいのは実務経験

ENFI代表の米田は、評価されやすいのは実務経験だと考えています。実務経験は、仕事で何ができるかをそのまま示してくれるからです。

ただ、資格には資格にしかない強みがあります。

代表・米田の視点 経歴を盛るという風潮もあるので、そういう意味では、資格は安定した実績になります。私は学生のうちに基本情報技術者試験に合格していたんですが、新卒の会社を2か月で辞めたあとの就活では、これに助けられました。

実務経験は本人の説明に頼る部分が大きい一方で、資格は誰が見ても同じように確かめられます。経験がまだ浅く、説明できる実務が少ない時期ほど、資格が評価の助けになります。

未経験なら、基礎を固めるために取る

未経験の人にとって、資格は基礎知識をつけるためのものと考えるのがおすすめです。米田が未経験の人にすすめるのは、ITパスポートや基本情報技術者試験です。

今はAIを使えば、知識が少なくてもアプリが作れてしまいます。ただ、基礎知識のない人が作ったアプリケーションは中身がカオスになっている、という話もよく耳にします。AIが書いたものを理解して直せるだけの基礎は、資格の勉強で身につけておきたいところです。

実務経験がないうちは、作ったものも実績になる

資格と並んで、未経験の人が示せる実績がもうひとつあります。自分で作ったものです。ENFIのエンジニアクエスト(AI編)では、作ったアプリのリポジトリや、Issueから始めてレビューを受けた記録を、そのままポートフォリオとして使える形で積み上げていきます。

資格で基礎知識があることを、作ったもので実際に手を動かせることを示せると、実務経験がないうちでも選考で話せることが増えます。

資格だけで終わらせない

資格を取ったら、学んだ知識を使って何かを作ってみてください。作ったものは、実務経験がないうちの実績として話せます。資格と実務経験は、両方を積み上げていくものです。

米田自身、エンジニアの資格だけでなく、FP2級も持っています。今はその知識を生かして、金融リテラシー研修の講師もしています。資格は、仕事の幅を広げるきっかけにもなります。

ENFIのキャリア設計では、5年後にどうありたいか(Be)を決めてから、そのために何を学ぶか(Do)を考えます。資格も、ありたい姿に近づく手段のひとつとして選ぶと、取ったあとに迷いません。

今日からできること

ITパスポートや基本情報技術者試験の出題範囲を一度眺めて、知らない言葉がどれくらいあるか確かめてみてください。知らない言葉の多さが、今埋めたい基礎の量の目安になります。

よくある質問

資格と実務経験はどちらが評価されますか?

ENFI代表の米田は、実務経験のほうが評価されやすいと考えています。ただ、資格は第三者が確かめられる実績として、経験を補ってくれます。

未経験におすすめの資格は?

ITパスポートや基本情報技術者試験です。ITの基礎知識が身につき、学んだことの裏付けにもなります。

AIがあれば資格の勉強はいりませんか?

AIで作れるものは増えましたが、基礎知識がないまま作ると、中身を理解できないものができあがりがちです。資格の勉強は、その基礎をつけるのに役立ちます。